なぜサンタがプレゼントを持ってくると偽るのか
もう題名のとおりなのであるが、なぜ子どもが産まれクリスマスになると、親は子どもに嘘をついて「プレゼントはサンタが持ってくる」と偽るのか。
親だけではなくて、世の中的にも。
それでいて、10歳くらいになると「まだサンタ信じてるの?」なんて馬鹿にされたりして。
サンタがいると信じこませるように超常現象を捏造したのは誰なのか。
なんで「サンタ信じてるほうが馬鹿」ってことになってしまうのか。
子どもが産まれてクリスマスプレゼントの習慣が出てくる年頃になったとき、私は悩んだ。
どうにも嘘がつけない。うっかり枕元にプレゼントをおいておいて、起きてたこどもが「うわー!サンタさん来てくれた!」というまぶしい笑顔を見る…と思うだけで良心が痛むに違いない。
だが、世の中のサンタ信じてる流派の人とも仲良くやっていける子どもになってほしい。
考えた末「うちのお父さんはサンタと友達であり、多忙なサンタのため、我が家はお父さんがプレゼントを用意する「お父さんサンタ制」なのである」ということにした。
「うちはお父さんサンタ」というので幼少期はやり過ごし、幸い他の家庭のお子さんと大きな齟齬を生じることもなく(多分)、小学校も中学年を無事迎えたのである。
サンタという目に見えないものの有無を信じるかどうかって話と、こどもを騙してサンタがいることにするって話は別物だと思う次第。
さらにいえばあの「いい子にしてないとサンタがこない」って子どもを脅すのも、なんなのあれ。
おかげさまでうちは「いつまでサンタやるんだ問題」とは無縁で、クリスマスの頃には気になるものを「あれほしいなー」なんてねだられて、妥当なら買ってやるという感じで、いままでも、そしてこれからも過ごしていく。